※前回つづき

今回のようなケースは僕自身初めてでしたので

すぐにメーカーの損害課に連絡をして、状況を説明しました。

 

 

ところが!

結論。先方の言う通りなのです。

そしてこれは、抗いようのない事でした。

悔しいですが、あてられ損です。

 

 

前回の事故の修理が実際には、されてない。

つまり、クルマの価値が戻っていない。

前回の事故は、扱いとしては「全損」。

もともと「全損」で価値がゼロ状態となっていたクルマに対して、今回の賠償義務はない。

 

 

さらに、メーカーの損害担当に相談し、

それならせめて賠償の他の項目(費用保険金など)で、

少しでも何か請求できないか考えましたが、

根幹の部分で賠償義務がないとなると、何も策がありませんでした…

 

 

では、前回と今回の保険会社が別なら、

こちらからそのことを伝えていなかったら、

前回の「全損」の認定の事実を知られることはなかったのか?

 

この答えは残念ながらNOです。

なぜなら、被害者がみずから申告せずとも、

今回の損害認定の為に保険会社のアジャスターが現車確認するからです。

遅かれ、結局この時にバレてしまいます…。

 

 

————————————————–

 

 

~今回の出来事のポイント~

 

 

①そもそも、事故で実際の修理をせずに賠償金だけ受け取る事は、普通に出来る。

合法。逆に、相手の保険会社はそれを歓迎する。

(詳細は省きますが、実際の修理金額より概算見積もりで協定したほうが安く済む為です)

 

 

②過去に「全損」と認定されたクルマは、「全損」の文字通りの意味でクルマ全体の全部に損害があったという整理なので、価値がないものとみなされてしまう。

 

 

③過去の事故の被害を原状回復(修理または代替)しようとしまいと契約者の自由なのですが、それをしなかった場合は今回のような事にもなりかねないのです。

 

 

④もし、事故のあと修理や代替をせずそのまま乗り続ける際は、次回の事故が被害事故でも賠償を受けることが出来ない事が実際におきているということを知っておかなければなりません。

 

 

⑤今回の事故は相手から被害をうけた対物事故であり、自分の自動車保険の車両保険から保険金請求をうけたケースとは話が変わってきます。

結果的に、対した違いはないのですが…車両保険は他人に対してではなく、自分の財産に対してかかっている保険なので、メーカーの損害担当も車両保険の保険使用なら、もっと契約者に寄り添ってくれるはずです。

 

————————————————–

 

 

ちなみに。

今回のお相手の方は、保険使用で自車修理をしない場合はそもそも保険金請求が発生しない為、ノーカウントです。

激しくぶつけてしまったのに、何も払わなくて良いだなんて…。

 

事故は、ひとたび起きしまうと、双方に時間と労力、心労、経済的にも様々な負担がかかります。

 

ぜひ、周りの方々にも教えてあげて下さいね。

車の事故